「営業職って稼げるって聞くけど、本当に?」「きついだけで給料は普通なのでは?」
こんな疑問を抱いている方は多いのではないでしょうか。
実際、営業職は努力次第で年収1000万以上を狙える仕事でもあり、逆に成果が出せず低収入に甘んじるリスクもある、ハイリスク・ハイリターンな世界です。
今回は、30代営業マンたちのリアルな給料明細をもとに、業種ごとの収入事情や営業で稼ぐために必要なスキル・戦略まで徹底的に解説します。
営業未経験でもチャンスを掴めるよう、具体的なロードマップも用意していますので、ぜひ最後までご覧ください。
営業職の収入は「業界」「会社」「営業スタイル」で大きく変わる
営業職と一口にいっても、実は次のような違いで年収レンジは大きく変わってきます。
営業収入を左右する主な要素
- 扱う商材が有形か無形か
- 個人営業(BtoC)か法人営業(BtoB)か
- インセンティブ(歩合)の仕組みがあるか
- 会社規模・業界の市況
- 自身の営業成績・昇進状況
これらを組み合わせていくことで、年収300万円〜1000万円超まで、さまざまなパターンが存在します。
【給料明細公開】30代営業マンたちのリアル収入事情
ここでは代表的な5業界で働く営業マンたちのリアルな収入を見ていきましょう。
情報通信業界:デジタル時代の成長マーケット
項目 | 金額 |
---|---|
基本給 | 230,000円 |
時間外手当 | 60,000円 |
月収合計 | 290,000円 |
定期賞与 | 1,800,000円 |
年収合計 | 5,280,000円 |
特徴と仕事内容
- 法人向けのITソリューション提案
- 顧客ニーズを深堀りするヒアリング力必須
- 成長市場のためキャリアアップしやすい
難しさ
- 技術トレンドを常に追い続ける必要あり
- 無形商材のため、提案力が重要
製薬業界:安定志向なら堅い選択肢
項目 | 金額 |
---|---|
基本給 | 250,000円 |
時間外手当 | 50,000円 |
住宅手当 | 50,000円 |
月収合計 | 350,000円 |
定期賞与 | 1,200,000円 |
年収合計 | 5,400,000円 |
特徴と仕事内容
- 医師や薬剤師への製品説明(MR職)
- 法律・薬事知識が必要
- 地道な関係構築型営業
難しさ
- 一朝一夕では結果が出にくい
- 業界のルール遵守が厳しい
自動車業界:地域密着型で安定+やりがい
項目 | 金額 |
---|---|
基本給 | 180,000円 |
各種手当 | 190,000円 |
月収合計 | 370,000円 |
定期賞与+決算賞与 | 1,200,000円 |
年収合計 | 5,640,000円 |
特徴と仕事内容
- 店舗に来た顧客への商談
- 長期的な顧客フォローが重要
- 地域貢献もできる仕事
難しさ
- 価格競争が激しい
- 休日出勤が発生しやすい
証券業界:ハイリスク・ハイリターン型
項目 | 金額 |
---|---|
基本給 | 320,000円 |
時間外手当 | 150,000円 |
月収合計 | 550,000円 |
定期賞与 | 2,000,000円 |
年収合計 | 8,600,000円 |
特徴と仕事内容
- 富裕層・法人向け資産運用提案
- 高額な金融商品を扱う
- 成果が報酬に直結する
難しさ
- 常に数字に追われる
- 売上未達が続くと厳しい処遇あり
不動産業界:成果主義でインセンティブ爆発
項目 | 金額 |
---|---|
基本給 | 200,000円 |
インセンティブ+賞与 | 1,000,000円 |
年収合計 | 4,120,000円 |
特徴と仕事内容
- 賃貸・売買物件の提案
- 1件成約で数十万のインセンティブ発生も
- スキル次第で年収1000万プレイヤーも夢ではない
難しさ
- 成績が波になりやすい
- クレーム対応力も求められる
営業で稼ぐために絶対に身につけたい5大スキル
営業職で収入アップを目指すなら、次の5大スキルは必須です。
1. ヒアリング力
- 顧客の潜在ニーズを引き出す
- 質問力と傾聴力を磨く
2. 提案力
- 顧客ごとにカスタマイズした提案ができる
- 資料作成やプレゼンスキルも重要
3. クロージング力
- 商談の最終局面で契約を締める技術
- 顧客の不安を取り除くトーク力が鍵
4. タイムマネジメント力
- 訪問、提案、フォローの計画を立てる
- 毎日PDCAを回し続ける
5. メンタル耐性
- 失敗や叱責を成長の糧に変える
- モチベーションを自走できるか
未経験から営業で成功するためのロードマップ
営業職に興味はあるけれど、「未経験でも本当に成功できるの?」と不安に感じる方も多いでしょう。
実は営業職は、正しいステップを踏めば、未経験からでも最速で成果を出しやすい職種の一つです。
ここでは、未経験から営業として花開くために欠かせない【実践型ロードマップ】を、各ステップごとに詳しく解説していきます。
ステップ1:基礎研修で最低限のスキルを徹底習得する
ここを疎かにすると絶対につまづきます。まずは基本を叩き込みましょう。
具体的にやるべきこと
- 商材知識の徹底理解
- 何を売っているのか、特徴は何か
- 顧客が得られるメリットを言語化できるようにする
- 基本的な営業トークの習得
- 会社のマニュアルだけでなく、自分の言葉で話せるように練習
- トークスクリプトを丸暗記するだけではなく「理解」して話す
- ロールプレイング(模擬営業)を繰り返す
- 同僚や先輩とロールプレイでフィードバックをもらう
- 「断られた後」の切り返し練習も重要
ポイント
最初の3ヶ月で営業の「型」を体に染み込ませること。
ステップ2:テレアポ・飛び込み・訪問で「場数」を踏む
営業で成功する最大の秘訣は、とにかく「数をこなす」ことです。
具体的にやるべきこと
- 1日100件電話、20件飛び込みを目標に行動
- 質より量で経験値を稼ぐフェーズ
- 断られるのが普通だと感覚を掴む
- すべての失敗を記録・振り返る
- どんな断り文句を言われたかメモする
- どう答えれば突破できたかを考える
- 訪問前に簡単な下調べを怠らない
- 相手企業のHP、事業内容を最低限把握する
ポイント
「恥をかく=成長のチャンス」と捉えるマインドセットを持とう。
ステップ3:成功パターンを「自分専用の型」に落とし込む
単に数をこなすだけでは成長は止まります。「型」を作って、再現性を持たせましょう。
具体的にやるべきこと
- うまくいったトークをすべて記録
- 成約に至ったトークフローをノートに書き起こす
- 顧客の反応とセットで記録する
- 断られた理由も分析する
- 断られたときのパターン(価格・タイミング・競合など)を整理
- 提案書・プレゼン資料もテンプレ化
- 成功率が高かった提案書の構成を標準化しておく
ポイント
営業はスポーツと同じ。「再現性のあるフォーム」を確立した人が強い。
ステップ4:高単価・高難易度の案件に挑戦する
小さな案件ばかりでは成長が止まる。あえて難易度の高い案件に飛び込もう。
具体的にやるべきこと
- 上司に「高単価案件に挑戦したい」と直訴する
- 新人でも手を挙げればチャンスはもらえる
- 大型商談の先輩営業に同行させてもらう
- ハイレベルな提案プロセスを肌で感じる
- 複数部門が絡む案件を経験する
- 社内調整・プロジェクトマネジメント力も養える
ポイント
「楽な道」を選び続けると年収は頭打ち。難易度の高いフィールドで揉まれよう。
ステップ5:実績を武器にキャリアアップ・年収アップを目指す
ある程度成果が出たら、「よりよい環境」を探すフェーズに入ろう。
具体的にやるべきこと
- 1〜2年で売上トップ20%以内に入る
- 上位プレイヤーになれば市場価値は一気に上がる
- 転職市場で評価される「実績」を積む
- 「月間売上達成率120%」「新規開拓〇社達成」など、具体的数値でアピール
- 成長が止まったら迷わず転職を検討
- 報酬体系、裁量、スキルアップ環境で不満があるなら動くべき
ポイント
営業職はキャリア構築の自由度が非常に高い。正しく努力すれば「選ばれる側」になれる。
まとめ
営業職は「選び方」と「鍛え方」で人生が変わる
営業はただの「売り子」ではありません。
正しい努力×成長意識×戦略的な会社選びを掛け合わせれば、
20代後半〜30代前半で年収800万、1000万の道も十分に開けます。
逆に、自己流でがむしゃらに頑張っても空回りするだけです。
- 自分に合う業界を選ぶ
- 必要スキルを冷静に鍛える
- 成長できない環境なら早めに見切る
これが営業職で成功するための黄金パターンです。
もし、「どんな営業キャリアを歩むべきか」「自分に合った業界がわからない」という方は、
ぜひキャリアアドバイザーに相談してください。
あなたの「営業人生」を一緒に設計しましょう。
【個別相談会受付中】
未経験からでも営業で成功したいあなたへ。
プロと一緒に最短ルートを探しませんか?